そういえば。高校では私の将来を左右する大きな出来事がありました。それは修学旅行で韓国に行ったことです。板門店で38度線を目のあたりにして、そこに徴兵制で入隊している若者と会い、日本にこんなに近いところで休戦中とはいえ戦争状態が続いている国があることにとてもショックを受けました。そして、大学では歴史を勉強してみようと思い立ち、上智大学の文学部史学科に入学したのでした。
学ぶうちに、(専攻は日本近現代史・長田彰文教授ゼミでしたが)「なんだ、世界の歴史は政治が決めてるんじゃないか!」と思い、政治の“現場”を知りたくなりました。そして大学4年当時に行われた参議院選挙で自民党候補者の選挙をお手伝いしたことがきっかけで、この世界に飛び込みました。