高校は近所にできたばかりの私立の東京農業大学第三高等学校を受験しました。何となく、英語コースに進みましたが、思えば小学校の頃に書いた将来の夢がなぜか「通訳になること」だったことを思うと、それなりに考えた結果だったのかもしれません。部活はガラッとかわってゴルフ部!に入部しました。スコアは散々でしたが、息の合うゴル女(ごるじょ・ゴルフ部女子)仲間は今でも私の宝です。
英語コースに進んでよかったと思うのは、3年間を通じてクラスのメンバーが一緒で連帯感が得られたということと、担任してくれた加藤先生にお世話になったことです。いくら勉強しても自信のない自分を大いに励ましてくれた先生でした。
加藤先生の他にも数学の塩崎先生(通称しお爺、当時でもかなり高齢)は印象的で、「サイン、コサイン、タンジェント!」と息高まると教壇から転がり落ちてしまうこともしばしば。数学なんか好きじゃありませんでしたが、そんな一生懸命な先生の期待に応えたくて必死で勉強しました。お陰様で、特待生にも選んで頂いたり、学校が創立10周年を迎える年、創立以来初めて上智大学への合格者(まさかのわたし!)となり、無事にメデタク卒業したのでした。