6年間の思いを込めて

任期中、最後の一般質問にたちました。
今朝の東京新聞には、私が質疑したパラリンピック教育の充実が取り上げられました。2020東京大会の先の、共生社会を担う子供たちが心豊かに成長するきっかけになればいいと思います。

※ 質問の様子はここをクリック、その後「平成29年第1回定例会」→「3月2日(木曜日)本会議 一般質問など」と進んで、ご覧ください!

今年も町会や自治会、各種団体の新年会で、様々な意見を伺いました。築地市場は豊洲に移転するのかと聞かれます。保育園をもっと作ってほしいと希望する方もいます。木造住宅密集地域の方からは、初期消火のための消火栓の位置はここがいいよ、と。まちをパトロールする防犯団体の方からは、ゴミが放置された危険な空き家があそこにあることを。健康維持のためまち歩きをする方からは、狭い歩道に段差や勾配があってベビーカーもお年寄りも歩きにくいことなど、東京の抱える大きな課題から身近な課題まで、色々なことを教えて頂きます。

こうした方々は、自分たちのまちに対して意識が高く、自助、共助の精神で活動する皆さんです。そんな方々が、自分たちだけではどうにもならない問題、それを解決することが、私たち政治や行政、すなわち公助の役割です。特に、区市町村と比べ、東京都の職員と都民との距離は遠いと、都議会での6年で感じてきました。だからこそ、私たち議員が都民の思いをしっかりと行政に伝えていかなければなりません。小池知事の就任で、東京都へ、期待と注目が集まっている今は、都民の共感を得て、そうした東京の抱える様々な課題を解決するチャンスでもあると思います。

私はこの6年間、「人にやさしいまちづくり」を掲げて活動してきました。世界でも有数の巨大都市・東京は、効率性を追求するあまり、時に弱い者には暮らしにくい一面を持つからです。歩道の真ん中をふさぐ電柱は、その一つのシンボルです。狭い歩道から、電柱をなくし、誰もが快適に歩ける道をつくること。それは、東京を「人にやさしいまち」にするための第一歩です。

都民の皆様が日々の暮らしの中で感じている不安、不満に、一つづつ丁寧に向き合っていけば、必ず、東京は変わります。そのために、これからも、皆さま一人一人の声を大切に、都政に届けていく事を、改めてお約束します。