風薫る5月・・・ルルル

風薫る5月・・・ルルル (*゚▽゚*)♪♪♪

5月は総会シーズン真っ盛り。そんな中、今月もできるだけ行政の現場を見せて頂きました。今回伺ったのは、埼玉県にある株式会社G&U技術研究センター。ここはマンホールの研究をしている会社です。いくつもの試験施設を見せて頂きましたが、印象的だったのは、大雨が降った時の下水道管の内部を再現する試験。水の圧力でマンホールのふたが吹き飛ぶ様子には驚きました(゚д゚)!過去にないゲリラ豪雨が頻発する昨今、マンホールにも新しい技術が必要と痛感しました。だからこそ、民間の技術力に大いに期待するところです。下水道局を所管する公営企業委員長として、学ぶことはまだまだたくさんあります。

また、杉並区高井戸西にある社会福祉法人浴風会にも伺いました。来年、90周年を迎える浴風会は、広い敷地の中に、病院のほか3つの特別養護老人ホームや認知症グループホーム、地域包括支援センターなど、いくつもの医療や介護の施設を運営しています。特養では地域のボランティアの方が見守る中、おばあちゃんたちが、とってもいいお顔で折り紙や裁縫などをされていました。小型犬のいるフロアーもあり、アニマルセラピーで認知症予防にも取り組んでいるとのこと。私も昔から猫や犬を飼っていて、動物大好き♥
動物にしかない「癒し」ってありますよね。小さい頃、母に叱られて外でえんえん泣いていたら、当時の飼い猫“にゃん太”がいつのまにか足元に来てすりすりしてくれて、なんだか慰めてくれているように感じたなあ。
認知症グループホームでは専門スタッフの方から「今は長生きができて、誰でも認知症になる時代ですよ」というとても現実的な話を聞き“人の老いる先の在り方”を真剣に考えていかなければならないと実感しました。認知症の方を自宅で、家族で支えることは本当に大変なことだと思います。すべての認知症の方を受け入れるだけの施設がない状況の下で、京極高宣理事長からは、「今までは地域の方が“来る”施設だったが、今後はより一層地域に“出ていく”ことで周辺地区の在宅医療や介護を支えたい」という、大変心強いお話も伺いました。そうした体制を支えるためにも、介護の人材を確保することが重要です。京極理事長は、若者だけでなく現役をリタイアした元気なシニアや、子育てを終えた女性など、幅広く頼りにしたいとのこと。
「介護」という仕事は、最近になって必要性が急増した、いわば新しい仕事です。大変だけれどもやりがいのある仕事、ということを都としても広い世代にPRしていかねばなりません。